不登校になると、一番困ってしまうのは勉強がわからなくなるということ。
不登校で学校に行っていない分、勉強が遅れがちになってしまいますよね。
まず、不登校になった原因を探り、そのうえで勉強のできるところと出来ないところを明確にしていきましょう。
時にはスマホやタブレット、パソコンを使うのもとても有効な手段です。
私の息子も不登校ですが、書くことが苦手なのでタブレット教材を使っていますよ。
タブレットは大きくてちょっと…、という場合はスマホでも使える教材がたくさんあります。
ぜひ、子供と時代に合ったものを活用していってください!
不登校で勉強がわからないと感じたらまず親子で向き合う
不登校になる背景には、さまざまな課題があります。
親御さんがその理由を冷静に共感することが、子供と向き合うことの始まりです。
「不登校で勉強がわからない」となってしまったら、まず理由を探りましょう。
不登校には理由がある!!
子どもが不登校になるにはいずれも理由があるのです。
その理由を親や教育者が理解して、子どもと接していくことが重要ですが、本人が理由に気づいていない場合もあります。
- いじめや人間関係の問題
- 学業のプレッシャー
- 家庭の問題
- 心理的・精神的な問題
- 学校環境の問題
私の息子はなんで学校へ行きたくないというのか理由を教えて欲しいというと、「わからない」という返事。
息子はASDなので、気難しい上に自分の思っていることを表現するのが苦手なので、周囲は理解しづらいです。
発達障害は特殊なのかもしれませんが、健常児でも人間関係や不安の増大で学校へ行きたくないという場合があります。
まずは子どもの抱えているものを知ることから始めると改善の糸口が見えてくるかも知れません。
子供を否定せずに原因を探ってみましょう。
学習の遅れが不安の原因に!!
学校に行かない期間が続くと、子供は授業の内容についていけなくなり、不安を感じます。
この不安がさらに勉強から遠ざけるため、学習の遅れに対して正しいフォローが大切です。
例えば、今の時代ですと感染症にかかってしまうと1週間学校を休んでしまうなんてことはよくある話。
ですが、1人休みなだけでは授業も普通に進んでいきます。
病気が治って学校へ行くと、授業もかなり進んでいて浦島太郎状態です。
子供が学習の遅れを感じた時、スマホを使った学習ツールで自主的に学習ができたら良いですよね。
塾などと違って、スマホでできる教材を使うことで、少しずつ成功体験を積み重ねていくことができます。
この積み重ねていく成功体験こそが、自己肯定感を高めるもととなるのです。
心理的な要因があって精神的にも不安定に…
不登校の背景には、学習の遅れだけではなく、精神的な問題もあります。
学校での人間関係や、親からの勉強に対する抑圧も不安を増大させる原因となり得ます。
時には、自信の喪失や不安感が勉強への理解を妨げることがあります。
学習も大事ですが、学習をする前にリラックスすることも大事です。
リラックス瞑想アプリや、心の内を吐き出すために日記アプリなどもおすすめです。
心がリラックスしているときなら、勉強にも少しは身が入ることと思います。
ですが、親は見ているだけになってしまい、なんだか歯がゆさを感じますよね。
どのように勉強を進めていくのか、学校の先生と保護者が連絡を取り合ったり、塾へ行っているなら塾の先生と連絡を取り合ったり、良い方法を考えましょう。
学習のプロに勉強の進め方を聞きながら、子供にアドバイスをしていくと親御さんも子供も安心できるのではないでしょうか?
とはいえ、親御さんはなるべく子供の心理的な不安に寄り添いながら、その子に合ったペースで進めていきましょう。
「不登校で勉強がわからない」と知恵袋で調べてみた!!
不登校の子供はたくさんいますが、なかなかほかの不登校の子供の親御さんと話す機会もありませんよね。
そこで、不登校の子供や親は、どんなことに悩み、解決していっているのかを知恵袋で調べました。
わかりやすく質問、箇条書きで答えを書いていきますね。
不登校の人はどうやって勉強しているんですか?
- 学校から渡されたプリントや問題集をやる
- 別室投稿やリモート授業に参加する
- 市町村の教育センターなどで不登校児等が使える教室で教えてもらう
- 塾やオンラインでの学習をする
私の息子も不登校ですが、市の教室、習い事、リモート授業(学校の数学のみ)、オンラインの塾を、それぞれ週に1回ずつやっていますよ。
ASDなので、無理せず1日1、2個くらいの予定を入れて取り組んでいます。
親が私の不登校に納得してくれません。
- 行きたくないのなら行かなくてもいいと思います。
- 精神科に行って診断書と抗不安薬のような薬を処方してもらえると学校へ行けない期間が短く済む可能性があります。
- 家で勉強できない場合は、フリースクールという選択肢もあります。
- 親御さんに、もう少し理解してもらうことがいいと思います。
学校に行くのが当たり前、という考え方の親御さんが大半なのではないでしょうか。
親としては、自分が働いている間に学校に行っていてくれるとありがたいと感じますから!
もっと生き方も自由になればいいと思います。
不登校です。勉強をしたいのですが、何から始めればよいでしょうか?
- とりあえず問題を解いてください。そして、できるところ、できないところを知りましょう。
- 中学卒業までに漢字検定3級合格を目指してください。漢字の読み書きは全ての基礎となります。
- 中学3年間の英語を10日間で終わらせる本とか、それ系統を買ってやればいい。簡単すぎるとか馬鹿にせずに真摯にやることが大事。
やはり学校に行っていないと勉強が遅れてしまいますよね。
親御さんの理解と、出来ることと出来ないことを明確にするのが重要ですね。
不登校は勉強を何からやればいい!?実力と目標を明確に
前項からもわかるように、学校の授業を受けないと何から勉強をしていけばよいのかわからなくなります。
「何から始めよう?」「どこから手を付ける?」「今の自分のレベルって…?」と、困ってしまいますよね。
雑談や相談、進学のアドバイスを受けられる家庭教師やオンライン個別指導という選択肢もあります。
しかし、お金の問題も実際ありますよね。
まずは自分でやってみたい!という場合は、実際に問題集を解いてみると良いです。
まずは簡単な問題から、だんだん難しい問題へ進んでいきます。
そうすることで、自分ができることと、出来ないことが明確になります。
そのうえで、受験を目指すなら、どんなスケジュールで取り組んでいけばよいのかを、じっくり考えましょう。
今まで学習習慣がなかったので、まずは一日10分程度から学習に取り組んでみてください。
少しずつ時間を長くして、毎日コツコツとやり学習習慣をつけていきましょう。
いきなり3時間とかやってしまうと、次の日は全くやる気が出なくなってしまいます。(私も経験済みです(笑))
目標を決める、ということも重要です。
- どうしてもあの高校に受かりたい!
- 中間テストで平均点以上取りたい!
- 1教科でも100点を取ったらご褒美がもらえるかも!?
- 勉強ができたら自身がつくかも
など、勉強を継続するためのモチベーションを高める材料を作りましょう。
まとめ
- 「不登校で勉強がわからない」となってしまったら、まず理由を探ること
- 不登校の理由を親や教育者が理解して、子どもと接していくことが重要ですが、本人が理由に気づいていない場合もある
- 学校に行かない期間が続くと、子供は授業の内容についていけなくなり、不安を感じる
- 学校での人間関係や、親からの勉強に対する抑圧も不安を増大させる原因となり得る
- 勉強をする方法として、雑談や相談、進学のアドバイスを受けられる家庭教師やオンライン個別指導という選択肢もある
不登校の子供が勉強に対して「わからない」と感じる理由と、そのサポート方法について解説しました。
親として、子供の心理的な不安に寄り添いながら、スマホやワークなどを活用して勉強をサポートしていきましょう。
無理のないように計画を立てて、計画を見えるようにするのもおすすめです。
お子さんに合ったペースで頑張っていきましょう。